約1年半前・・・1月の寒い冬の夜の事でした。
町内会役員の新年会。
役員6人とその家族でのささやかな宴。
私は、妻と子供二人、家族4人で出席。
そして彼女は、仕事で欠席の旦那さんをおいて、 単独で出席・・。
席次は私の正面に。
彼女と初めて会ったのは、この宴から遡る事3ヶ月前、 今日と同じように仕事の旦那さんの代わりに、町内役員会 の打ち合わせに参加してきたときでした。
それから数度か、同じような状況で顔を見かけることは ありましたが、たいした会話をすることなく、 挨拶をする程度の関係でした。
身長170センチほどの長身でスレンダー、 テキパキと役員事務をこなし、すっきりとした目鼻立ち。
当時43歳の私は、町内会の同僚男性の奥さんと 知りなが ら・・・ 込み上げてくる抱いてはいけない感情を抑えながら、 彼女を見ていました。
しかし、ここにいたるまで、何かが起こるわけではなく 淡々と時は流れ、今日の宴。
みなで和気藹々と会話している中で、 彼女と初めての会話。
他愛もない会話から、彼女が私より5つも年上(48歳) であることがわかった。
熟女オーラを放っており、魅力的であった。
私は妻を愛しているし、二人の子供も愛している。
その宴席に家族も同席していたので、 彼女との2ショットでの会話は、 お互いの自己紹介程度の会話であった。
宴もたけなわ・・・中締めも終わり。
幹事夫婦が2次会を提案。
幹事と飲み友達の私は当然、参加、 そして、なんと彼女も2次会に参加することに。
私の家族を含め、殆どの方々が帰路に着き、 4人で2軒目の店(またまた居酒屋だが・・) に向かう途中、思わぬアクシデント。
幹事の方の体調が急変。
「飲みすぎだ」と奥様にたしなめられ、 ご夫婦はやむなく家路に。
「えっ?」内心動揺した。
そして・・・二人きり。
「どうされます?」と、私。
当然解散かと思いきや・・「まだ、飲み足りないから・・・」と彼女。
「家に帰っても誰もいなし。付き合ってくださいますか?」 内心・・・「うそだろ・・・?」と思いつつ、 二人で居酒屋の暖簾をくぐる。
緊張した。
しかし、彼女の仕草はいたって普通。
慣れているのか、二人の間の雑談をリードする。
会話が進みようやくリラックスしたタイミングで、 唐突に「あなた、奥さん愛してる?」と彼女。
「???、勿論です。」と私。
「そう。じゃぁ、セックスしてる?」 彼女は酒に飲まれて酔っているのか・・・?「えっ?」と聞き返すと、「最近、奥さんといつセックスしたの?」 彼女に見つめられて、私は・・・「最近は、めっきり・・・」 彼女の目力に圧倒され、私は正直に答えた。
「そうよね」「あなた、いつも私のことを見てなかった?」「私は精神科の看護士なの」「あなたが、何を考えていたのか、想像できたわよ(笑)」「うそだろ?」「何なんだ?この展開は・・・」 偶然に偶然が重なり・・ そもそも彼女が一人で2次会に来る偶然(旦那の仕事) そして、幹事夫婦の途中帰路という偶然。
その偶然が重なり、私たちは二人きりに・・・ そして、彼女の意外な言動。
「今から、この展開はどうなっていくんだ?」 卑猥なことが頭をかすめ、「やばい。同じ町内で・・・いかん、いかん」 私は理性を維持することに必死であった。
そうすると、彼女が私の理性を破壊にかかった。
「ねぇ、どんなセックスが好きなの?(笑)」「結婚後、何人奥さん以外の女性をだいたの?(笑)」 カウンターの隅で、私の理性破壊の攻防がはじまった。
彼女は私の性癖・経験人数・過去の不貞を 笑みを浮かべながら、いくつも質問し、 その過程で身体を、そして顔を必要以上に近づけてきた。
店の隅で・・・他のお客様の死角になる場所で、 彼女の唇に自分の唇を軽く重ねてしまった。
理性が破壊された瞬間であった。
私たちは、勘定を済ませ、店外へ。
月極駐車場の空ききスペースを見つけ、車の陰で・・・ 今度は熱く抱擁し唇を重ね、下を絡ませた。
それも何度も、何分も・・・。
彼女が私の股間に手を伸ばす・・・ そして・・・愚息の愛撫をはじめる。
私は無我夢中で乳房を揉み、彼女の首筋を舐める。
すると、彼女が私の耳元でささやく。
「私のこと、抱きたい?」 思わず「はい。」と答える。
そうすると彼女は、いたずらっぽい「笑み」 を浮かべながらまたも耳元で「また今度ね(笑)」 こうして、真冬の夜の熱いひと時は、 プラトニックなシチュエーションを演出して 過ぎていった。
あの夜から1年半。
私たちは、逢瀬どころか会話もない。
見かけてもいない。
実は、お互いの携帯連絡先を交換していなかったか ら・・・ そして、あれから1年半の時が流れた2010年7月のある日、 私たちは再会した。
偶然を・・必然に変えて・・・ 私は45歳、彼女は50歳になっていた。
(続く・・)