俺、単にスーパーで見かけたってだけの人妻がたまらなく魅力的で、買い物したレシートの裏に電話番号書いて渡したことがある。 魅力的な主婦に渡した紙にはこう書いた。 「決してふざけているわけではありません。  あなたを一目見て、色んなお話をしてみたいと強く思いました。  090?××××ー△△△△ 」 焦りまくって書いて、渡したあとに名前も書いてないことに気付いた。 渡す時に、「こ、こ、これっ」とガチガチに緊張しながら手渡して、逃げるようにしてその場を去った。相手の表情なんかもまったく確認せず下を向いたまま、俺は非常に怪しさ爆発な男だったと思う。 俺ならこんな奴近づいてきたら身構えるかもしれません。
その主婦は、子供がいるとは思えないくらいの愛らしさで、体の線が細いのにおっぱいどどーん! って感じだった。 子供は幼稚園に入るか入らないかくらいなので、授乳期とかで乳が張ってるわけでもなく、童顔に似つかわしくないオッパイだった。 このおっぱいを旦那さんは自由にできるのかと思うと、ものすげー口惜しかったし羨ましかった。 そんな大胆な行動に出てしまった俺なんだけども、うちに帰って少し頭を冷やしたら、どう考えても電話なんてかかってくるとは思えなかった。 だいいち既婚者だし、そもそも俺みたいな変な奴にノコノコ電話かけてきたら、俺も頭おかしいけど、あんたもおかしいねぇ~、ってなもんだと思った。 俺は急に冷めたというか、恥ずかしくなったというか、もうそのスーパーには二度と行けないなぁーなんて思った。 そんで、何日か何週間かあとに、携帯の不在着信履歴に見知らぬ番号。 俺は知らない番号からの着信は出ない。 そのときもそうだった。 そのまた何日か後に、見覚えのある番号から着信入ってて、そのときになってようやく主婦が電話くれてたりするのかもっ?て思った。 でも書け直す勇気なくてさ~w 携帯の不在着信番号をニヤニヤしながら妄想にふけった。 次にもう一回掛かってきたときも、授業中で残念ながら電話に出れなかった。(当時大学生) でも用心してたので伝言メモをセットしてた。授業終わって聞いたら0.5秒で切れてた。 その夜、とうとう俺のほうから電話を掛けてみた。 しかしながら、相手は留守電。何を吹き込めばいいのかもわからず、 「あ、あの、こちらの番号から着信入ってたので掛け直してみました。」 と素直に言ってみた。 そして次の日、ついに謎の番号の相手と電話が繋がった。 学校へ行こうと身支度を整えていた俺のポケットの中で、それはブルブル唸りをあげた。 「あー やっと繋がったー」 第一声はこんな感じだった。思ったよりも明るい声だった。 相手はもちろんあの主婦でした。 このときの初めての電話は5分~10分?もっと短かったかもしれません。 とりあえずお互い名乗りあって、俺はまだ学生でコレから学校ですと伝え、突然あんな手紙を渡したことをずっと謝っていたような気がします。 でも、こうして電話がかかってきたことがとても嬉しく、天にも昇る気持ちだということもちゃんと伝え、今度はこちらから電話しますと言ってみました。 「平日、子供を幼稚園に送り届け、帰ってくるまでのあいだなら、たぶん電話に出れます」 なんて返事が返ってきました。 電話待ってますとは言われてないけど、かけてもイイってことだと解釈しました。 土日をはさんで、月曜日に電話をしてみました。 さすがに週末は子供さんも旦那さんも在宅しているのではないかと思ったので、月曜日まで我慢したのです。 プルルルルル、ガチャ。 ワンコールで 「はいはい」 と可愛らしい声。 なんでも、なんとなく電話がかかってきそうな気がしていたのでエプロンのポケットに携帯を入れたまま洗濯物を干していたとのこと。 時刻は午前11時前、ちょうど今頃の季節です。 仮名ですが、みゆきさんと、さん付けにして呼ぶことにしました。 みゆきさんも俺を○○君と呼んでくれました。 年齢は6つ年上で当時26~27歳だった気がします。 「見た目は幼いけど、結構おばさんなんだよー。がっかりしたでしょ?」 なんて言われました。 「それにしても今時の若いコは積極的なんだねぇー」 「いや、誰にでも積極的にアタックするわけではなく、みゆきさんだからこそ声を掛けようと思ったんですよ」 こんなことを必死になって伝えようとしていました。 オイオイ主婦相手に俺はなにやってんだよ、とも思いました。 けれど 「お世辞でも嬉しいなぁー」 って、みゆきさんは笑っていました。 結婚して5年目なんだそうですが、旦那さんは幼なじみで生まれたときから一緒にいるみたいな感じなんだそうです。 恋愛対象としてなんて見ることなんかまったく無かったのに、みゆきさんが大失恋をしたのをきっかけに急接近してアレヨアレヨという間に結婚出産専業主婦でございます、なんて感じで半生をコンパクト に語ってくれました。 「何のとりえも無い女なんですよー」 なんて言ってました。 「いやいや、そのオッパイがあれば他にはなにも要らないじゃないですかー!」 なんてことは口が避けても言えませんでした。 それから週に2~3回のペースで電話をするようになりました。 学校の行き帰りにほんの数分だったり、授業のあいまにちょっかい出してみたり。 みゆきさんは暇を持て余しているのか、いつも元気に明るく俺の相手をしてくれました。 ほとんど俺から電話をしていましたが、初めてみゆきさんのほうから電話をかけてきてくれたときは本当に嬉しかったです。 ホレちゃいけない、この人に本気になっちゃいけない、と頭ではわかっていてもドンドンみゆきさんに夢中になっていく自分がいました。 極力例のスーパーに買い物に行かないようにしていました。 なぜなら会ったら最後、もう理性を保ってはいられないんじゃないかと思っていたからです。 実は、けっこう御近所に住んでいることも知っていましたが、「会いたい」という一言だけは言わずにいました。 みゆきさんも 「私ちょっぴり不倫な気分♪」 なんて冗談っぽく言ってたこともありましたが、どこかしら一線引いたところがあり、決してその線を自分から越えてくるような女性ではありませんでした。 暇な時に、気が向いた時に、気ままにお互いのことを話たりする、ただそれだけの関係だったんですよ。 まるでアウトボクシングのように、ある一定の距離を保ってましたしね。 そんなある日のこと。 「専業主婦っていうくらいだから、料理なんておてのものなんだよね?でもみゆきさん不器用そうだなぁー」 なんて一言をきっかけに、俺達は急激に接近戦での打ち合いに転じました。 「ちょっとちょっと専業主婦馬鹿にすんなよっ!」 みゆきさんの左ストレートがうなりをあげて飛んできます。 「俺なんて片手で卵割れるもんね」 かるいジャブから、 「俺が切ったら千キャベツが万キャベツになるし」 フックで応戦。 「あははそれはちょっと見てみたいねぇー」 鉄壁のディフェンスがわずかに崩れた感じがしました。 「みゆきさんの手料理食べてみたいなぁ…」 これが的確にみゆきさんのハートをHITしたのかどうかはわかりませんが、ちょっとだけみゆきさんに変化が現れました。 「貧乏学生、ちゃんと美味しいもの食べてるの?」 貧乏学生なんて言われたけど親しみを込めた言い方でした。 嬉しかった。 「食べてないなぁ。美味しいもの食べたいなぁ。」 みゆきさんを食べたいという意味合いも含んでいたんですけど、本人はまったく気付かずシリアスモードに入っていました。 「栄養のバランスとか大丈夫なの?なんか心配だなぁ…」 「大丈夫だよ。けっこう自炊とかもするんだよ。」 「だからその自炊が心配なんだってば。外食のほうがマシってこともあるしね」 「どういう意味ですかっ!?」 「そういう意味ですが?」 このときの会話は、まるで昔から良く知っている間柄のようにボケやツッコミが的確に決まり楽しかったなぁ。 「○○君の食生活を一度しっかりチェックする必要がありそうね♪」 まるでみゆきさんは女教師女医さんであるかのように、ちょっとだけエッチな雰囲気でこのセリフを言いました。 電話きりかけの頃だったので、うおーーもっと話したい!と思ったことハッキリ覚えています。 人妻のみゆきさん1  2  3  4  5  6  7  8  9  10