私は地方都市に住む40代の独身中年男です。
1年ほど前から、取引先の若手社員Kの妻と不倫関係が続いています。
Kは私の会社が使っている制作会社の若手社員でしたが、仕事以外に地元クラ
ブでDJをしたりと交友関係も広い男で、20代からクラブに通っていた私は
彼がレジデントをつとめるパーティによく出かけるようになりました。Kは私
と違って身長も高くイケメンで、女の子にもよくモテました。仕方がないこと
ではありますがチヤホヤされるKを横目で見ながら本当にうらやましかったも
のです。
そんなある夜、クラブではじめてKの妻のミキを紹介されました。
ミキはKよりひとつ年上の26歳。タレントの三船美○に似た顔立ちに170
㎝近い長身できれいな小麦色の肌をしていました。私とくらべて頭ひとつぶん
くらい背が高く、黒のビキニタンクトップにデニムのホットパンツという露出
度の高いファッションが眩しいほどの色香を発散していました。
その線美のすばらしさはもう、その場でふるいつきたくなるほどでした。
私はKにたいして胃の腑が燃えるような嫉妬を覚えたものです。
ミキは外見の印象と違い、話してみると意外に物静かな落ち着いた子でした。
どうしてこんな子がKと結婚したのか不思議に思うほどでした。たまたま好き
な映画やアーティストの話で意気投合したのがきっかけで、その夜のうちに私
とミキは親しい友人関係になりました。旦那の得意先だからということもあっ
たと思いますが、のちにミキから聞いたところ、そのころからKとの関係はか
なり険悪なものだったようです。また私とミキとは他にも共通点がありまし
た。彼女もかつては夢を抱いて東京に住んでいたのが、いろいろとあってこの
地方都市に移ってきたという過去があり、昔からの友人も少なく同じような経
験をもつ私に親近感をもったのも自然な流れだったのかもしれません。
それからミキとはよくクラブで会って話すようになりましたが、会えば会うほ
どに私はミキにたいして狂おしい思いを抱くようになりました。ミキのほうも
私の気持ちには気がついているようでした。SNSメールで連絡を取り合うよ
うになり、一緒に映画を見に行ったり食事をしたりするようになりました。ミ
キの何気ない仕草。髪をかきあげたり、たまに唇から舌をのぞかせたりする仕
草のひとつひとつがたまらなくオスの本能を刺激しました。Kに申し訳ないと
いう思いも多少ありましたが、会えばかならず自分のナンパ自慢をするKの軽
薄さに煽られる部分もあったと思います。私はもう、必死でミキを口説きまし
た。相当しつこかったと自分でも思います。それでも私はミキが欲しくて欲し
くてたまりませんでした。
「ミキちゃんがそばにいてくれるなら、死んでもいい。」
15歳以上も年齢の離れた年上の男から口説かれた経験などなく、いままで年
下とつきあったことしかないというミキにとって私は新鮮にうつったようでし
た。そしてある夜、Kが上海に長期出張に出かけているあいだに、私とミキは
ついに肉体関係をもつに至りました。ミキが、私の熱意に根負けしたかたちで
した。
夢にまでみたミキとの、はじめての夜。
港の花火大会が近い、蒸し暑い夏の夜だったのを憶えています。
私はミキを自宅のマンションに連れ込み、明け方までそのからだに吸いついた
まま離れませんでした。ミキはそれまで半年くらいセックスレスの状態だった
らしく、私のような中年男のじっくりと吸いついてくるような精力はたまらな
い刺激だったようでした。舐め好きで匂いフェチの私は、シャワーを浴びたい
というミキの懇願を許しませんでした。触るか触らないかのフェザータッチで
からだじゅうを愛撫され、汗ばんだ肌をねっとりと舐めまわされて、ミキは全
身に鳥肌をたたせて感じまくっていました。
「・・・おねがいもうだめ・・・もうゆるして・・狂っちゃう・・・・」
濡れきったあそこをしつこくねぶられ吸われながら、ミキは何度も何度ものぼ
りつめていきました。ミキの子宮のなかに入っていった頃にはもう明け方ちか
くになっていました。
「・・・おねがい動かないで・・・動いたらすぐいきそうなの
 ・・・・ああ、だめえッ!」
「・・・ああミキ・・・ミキ・・・」
「・・・はあああンッ!!」
私とミキはキスをくりかえしながらお互いの粘膜をこすりあわせ、高ぶってく
るとまた動きをとめてねっとりと舌をからませあいました。両手首を押さえつ
け、汗ばんだ腋を吸いたてながらじっくり腰をつかっていくとミキはすすり泣
くようなたまらない声を洩らしながらよがり狂いました。
それから2日間、私はミキをベッドから離しませんでした。
一度だけKからミキの携帯に国際電話が入りましたが、ものの1分で電話を切
ってしまい、二人の仲が冷え切っているのは明らかでした。電話を切ったあ
と、ミキはそれまでになく積極的に自分からキスをもとめてきました。
「ミキ、もう離れらんないよ・・・」
私は大柄なミキのからだにふるいついていきました。
「・・・ああンッ・・私も・・・もう離れらんない・・もうだめ・・」
その言葉をきいたとき、私はもう天にも昇る思いでした。
私とミキは、それからKの目を盗んで逢瀬をくりかえしています。
あれから1年経ちますが、40代の私にとって若い女の子の肌は麻薬と同じで
飽きることがありません。私の要望にしたがってミキは避妊ピルを飲むように
なり、Kとのセックスは完全に拒絶しているということです。離婚するのはめ
んどくさい、という理由でKがなかなか離婚に応じないため別居する方向で話
が進んでいるようですが、私とミキのSMプレイの内容を知ったら、さすがの
Kも離婚に同意するんじゃないかと思います。